Brewpub Ergo bibamus

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駆け込み乗車はおやめください

醸造機器の搬入が遅れていて1週間ほどオープンが遅れそうです泗

 

 

さてさて、なぜ法改正前に駆け込み発泡酒免許取得が多かったのかというお話です。

 

日本ではビール製造免許を取るにあたり、最低年間製造量というものがあります。

それは60kl。つまり6万リットル。

 

最近増えたBrewpubで多いのが1仕込200lくらいでしょうか。

だとすると年間300回仕込まないといけません。

仕込んでから完成までに数週間かかります。その間タンクを占拠します。いったい何本のタンクが必要か。

絶対無理です・・・

グラスで300mlとすれば20万杯売らなければなりません。

絶対無理です・・・

 

発泡酒免許ならば最低年間製造量は6kl。つまり6千リットル。それなら30回仕込めばクリアできますね。

 

ビール免許を取ろうとすると、大掛かりな工場が必要でとてもお金がかかります。

 

その為これまでのbrewpubのような超小規模醸造所はビールと変わらないレシピの液体に、

オレンジピールなどビールの副原料に認められないものを入れて発泡酒としていた所が多かったわけです。

その副原料が味わいのためか発泡酒免許を取るための手法かはわかりませんが。

 

前回、節税(悪く言えば税金逃れ)のため大手メーカーが発泡酒をつくったとお話しましたが、

超小規模醸造所は極小資本でもビールを造る為に発泡酒という制度を利用したわけです。

 

それが法改正により、オレンジピールなど様々なものがビールの副原料に認められると、上記のような手法が使えなくなります。

 

また法改正により、それらビールに使用が認められるようになった副原料も、麦芽量に対し6%以上入れれば発泡酒となります。

 

仮にアルコール5%を200lとすると麦芽は40kg程ですから、2.6kgの副原料を入れなくてはいけません。

通常のベルジャンホワイトでも200lなら多くて0.6kgでしょうか。

オレンジピールを2.6kgも入れたら、もうオレンジピール酒ですね。

 

これまでの手法が使えなくなる。

だからこそ法改正前に発泡酒免許を取得してしまおうという方達が多かったわけです。

 

しかし、あくまでも国は健全に正しく酒税を徴収したいわけで、マイクロブルワリーの新規開業を阻止する理由がありません。

 

条文をよく読むと改正後発泡酒免許でも、法を守りつつこれまでどおりビールと遜色ないお酒が作れることはわかります。

いくつか醸造法方はありますが、私は最もコストがかからず味わいにもプラスな方法を選びました。

 

法改正後もブルーパブを開きたかったという方とたまに会いますが、諦めなくてい良いです。

急いで開業するよりも、醸造の勉強起業計画、資金集めに注力すべきだと思います。

 

 

| 2018.04.29 Sunday * 21:51 | ビール工房Spica | comments(0) | - |









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